願成寺(がんじょうじ)とは?
願成寺(がんじょうじ)・白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)
〒973-8405 福島県いわき市内郷白水町広畑221(白水阿弥陀堂)
福島県いわき市内郷白水町広畑219(願成寺本坊)
http://shiramizu-amidado.org/

願成寺は福島県いわき市の中央部に位置します。
車だと、常磐自動車道いわき湯本I.C.から約15分。
電車だと、JR常磐線いわき駅から「川平行きバス」に乗り、バス停「あみだ堂」で降りて、徒歩5分。

ぴよちょこは車で行きました。
「いわきI.C.」を降りて南へずっと走れば、15分ほどで到着。
駐車場は入口のそばにあります。広い駐車場で停めやすいですよ。
願成寺の概要
願成寺の正式名称は真言宗智山派 菩提山無量寿院願成寺といいます。

11世紀平安時代末期に岩城氏の祖である、岩城則道の妻である徳姫(藤原清衡の娘)によって、夫の菩提を弔うために建てられたお寺だそうです。
その後、阿弥陀堂は、後鳥羽上皇によって、勅願寺とされました。
江戸時代には、徳川将軍家より寺領10石を与えられるなど、歴代の為政者に保護されてきました。
白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)
願成寺の一角に建立されたのが白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)です。
平安時代後期の代表的な阿弥陀堂建築であり、昭和27年に文化財保護法に基づく国宝に指定されています。


国宝!!!
正面・側面とも柱が4本立っており、柱間が3間となる方三間の単層宝形造であり、屋根はとち葺です。
堂内には、阿弥陀如来像を中心に、両脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像という阿弥陀三尊(国重文)、持国・多聞天王という二天像(国重文)の5体の仏像が安置されています。
当時の極楽浄土を描いた壁画などはほぼ失われいますが、色彩を復元され、極彩色の文様が御堂内部に飾られています。
堂内に入ると、説明してくださる方がいらっしゃいました。
とても朗々とした語り口で、5分ほどの説明なのですが、思わず引き込まれる感じでした。
おそらく堂内に何人か入られると(ぴよちょこの時は4人ほど)、説明してくださるのではないかと思います。
ふつうに参拝するのとはちょっと違った厳かな雰囲気に、身が引き締まる感じでした。
願成寺の境内
阿弥陀堂の東・西・南の三方に池があります。
正面に当たる南から中の島を経由して堂にいたる参拝道が設けられ、北・東・西は山で囲まれている、浄土式庭園です。

とても整えられた、きれいな庭園でした。
願成寺の御朱印
願成寺の御朱印は受付でいただけます。

こちらではこの4種類がいただけます。
もちろん、ちゃんと参ってからいただきましょうね。

ぴよちょこは、こちらをいただきました!

願成寺の周辺
いわき市石炭・化石館 『ほるる』
〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町向田3-1
https://www.sekitankasekikan.or.jp/

いわき市石炭・化石館は、常磐炭田の採炭の歴史と、市内で発掘された化石や、地球の歴史を物語る諸外国の化石資料を展示する施設です。
昭和43年いわき市で地元の高校生が発見した、日本を代表する化石フタバサウルス・スズキイなど、貴重な化石を展示されている化石展示室、いわきの大地を学ぶ学習標本展示室などがあります。ほか、まるで石炭坑道に入ったかのような摸擬坑道や生活館などの復元展示、石炭坑道にかかる屋外展示も見どころです。

いわきの歴史を知る良い機会ですね。
とても勉強になりました!
どうもありがとうございました。