神社にとっての「祭」とは何でしょう?そして例大祭(れいたいさい)とは?

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ちょこっと散歩

ニュースで、
「靖国神社の秋の例大祭に合わせて、総理大臣が真榊(まさかき)を奉納しました。」
と言っていました。

総理大臣が靖国神社にうんぬん…という論戦はおいといて…

ぴよちょこ
ぴよちょこ

秋の例大祭
という言葉、うん、聞いたことある、でも何?

例大祭という言葉は聞いたことがあるけれど、何かははっきりとわからない…ということで、調べてみました。

例大祭(れいたいさい)とは何?

例大祭(例祭)とは、三大祭のひとつだそうです。

ぴよちょこ
ぴよちょこ

三体祭?

三大祭とは?

三大祭は、毎年恒例で行われる大祭、例祭・祈年祭・新嘗祭のこと。

例祭(れいさい)

例大祭とは、例祭のことで、神社によって、称され方が違うようです。

例祭とは、その神社やご祭神にとって特別に由緒のある祭典であり、最も重要な祭祀

通常、年に一度、執り行われるそうですが、神社によっては春と秋の2回執り行われることもあるそうです。

ぴよちょこ
ぴよちょこ

靖国神社は年に2回執り行われる神社なんですね。

例祭の期日は神社によってさまざまであり、ご祭神に関わりのある日や神社創建の日などのその神社にゆかりのある日があてられるそうです。

祈年祭(きねんさい)

春祭り
としごいのまつり
とも呼ばれます。

奈良時代から伝わる祭儀であり、穀物(特に稲)が豊かに実ることを祈る祭儀です。
今でも、宮中をはじめ全国の神社で祈年祭が執り行われているそうです。
現代では、あらゆる産業の発展と国力の充実を祈願しているそうですよ。

新嘗祭(にいなめさい)

秋祭り(秋の収穫祭)
しんじょうさい、にいなめのまつり
とも呼ばれています。

祈年祭ともに古くから伝えられている祭儀で、宮中では11月23日~24日にわたって執り行われます。
新嘗(にいなめ)とは、新穀を神様に供えることを意味するそうです。

日本は稲作を中心として発展してきたので、それを象徴した重大な祭儀です。
全国の神社では、神恩に感謝し、皇室、国家、国民の平和と繁栄をお祈りし、11月23日 に執り行われます。

神社におけるお祭りとは?

私たち現代人にとって、神社のお祭りは、山車が出たり、音楽が流れたり、屋台が建ち並んだり、といってイベント的なものですよねぇ。

しかし、本来は心身を清め、神様に対面し、感謝の心をささげることにあるのだそうです。

そういった意味では、いつもの神社の参拝と同じとも考えられるそうですよ。

「まつり」の語源

まつりの語源は、神様の力に従い奉仕する「まつらふ」という言葉を由来とするとも言われているそうです。
「まつり」とは「待つ」という言葉を含みます。

昔、神様は遠くから来られて、自然(山や木、岩など)に宿ると考えられていました。
つまり、神様が来てくださるのを「待ち」、神威に服することが「まつり」であるという説があります。

昔から人々は、神様にお供え物を捧げて祈り、おもてなしをすることで、日頃の神恩に感謝してきました。また、その「まつり」をともにすることで、地域の人々のつながりを強めて生きてきたとも言われているそうです。

現在のお祭りの種類は?

現在の神社のお祭りはどんなものがあるのでしょう?

お祭りは祭祀(さいし)・祭典・祭儀・祭事・神事とも呼ばれます。

区分としては、下の表のように、大祭・中祭・小祭に分かれます。
下記の表は、全国の神社で共通して行われる祭祀 の一覧です。

大祭例祭(れいさい)
祈年祭(きねんさい)
新嘗祭(にいなめさい)
式年祭(しきねんさい)
鎮座祭(ちんざさい)
遷座祭(せんざさい)
合祀祭(ごうしさい)
分祀祭(ぶんしさい)
中祭 歳旦祭(さいたんさい)
元始祭(げんしさい)
紀元祭(きげんさい)
昭和祭(しょうわさい)
神嘗奉祝祭(かんなめほうじゅさい)
明治祭(めいじさい)
天長祭(てんちょうさい)
小祭大祭や中祭以外の祭祀。
例えば、
月次祭(つきなみさい)
日供祭(にっくさい)
除夜祭(じょやさい)
など。

このほかに、神社ごとに特別の由緒のある祭祀などが、それぞれ、大祭・中祭・小祭に準じて行われているそうです。

おお、祭りだー!
とただ単に楽しく参加してきましたが、いろいろと決まり事があったのですね。

ぴよちょこ
ぴよちょこ

ほんと、知らないことが多すぎる!

どうもありがとうございました。

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