つくば市の中心地からすぐの一ノ矢八坂神社。
由緒ある神社ということで、ちょっと気になったので、少し寄ってみたという感じだったのですが、御朱印が面白かったのでご紹介します!
一ノ矢八坂神社とは?
一ノ矢八坂神社
〒300-3255 茨城県つくば市玉取2617
http://yasaka.or.jp/index.htm
一ノ矢八坂神社は、つくば市の中心から少し北にあります。
つくば駅から車で、東大通という広い道を通って、10分くらいです。
ぴよちょこは車で行きました。
駐車場は道路をはさんで向かいにあり、普段は余裕で駐車できます。
一ノ矢八坂神社の由緒
一ノ矢八坂神社は、9世紀に創建され、御祭神素戔嗚尊を、病厄難・海上安全の守護神、振武文教の祖神として崇め勧請鎮め奉った由緒ある神社だそうです。
10世紀には、藤原秀郷が崇敬弓矢を寄進し戦勝の神恩を感謝したとも伝えられています。
11~12世紀には、その地で権勢を誇っていた小田氏が遊覧所「玉取の里花圃」と称され、たびたび来遊し、弓矢の奉納などを受けたそうです。
小田家戦乱の際に、炎上しましたが、地域住民が力を合わせて再建したとされています。
その後、17世紀に領主堀東市上通周が改めて御本殿を造営し、18世紀に堀隠岐守利寿が拝殿を造営して、現在の形となったそうです。
一ノ矢八坂神社の伝説
このお社は一ノ矢の天王様と呼ばれています。
一ノ矢の地名にまつわる伝説では、
昔、友永という勇士がおり、田畑を荒らす三本足のカラスを射たところ、一の矢、二の矢では射損じ、三の矢で射止めたそうです。
その一の矢の落ちた場所を一ノ矢と呼ぶようになりました。
また、射落としたところに神が宿り、現在の一ノ矢八坂神社(一ノ矢天王様)が生まれたと伝えられるそうです。
また、カラスは三本の足に玉を持っていたので、射落とされた地域を「玉取村」、矢を射たところは「天矢場」、玉を埋めた処は「玉塚」という地名になったそうです。
一ノ矢八坂神社のお祭り
一ノ矢八坂神社の御祭神は、素戔嗚尊です。
午頭天王とも呼ばれ、除疫神として信仰されています。
除疫神ですので、そのお祭りは疫病の流行する夏に行われており、疫病除けに効力のあるニンニクが魔除けとして、神社から頒布されたり、境内にニンニクの露店が出るので、ニンニク祭りと呼ばれています。
ニンニクは、尊が朝鮮より持ち帰られたたくさんの技術や木種と一緒に、薬用の効力に優れ、霊力があるものとして持ち帰られたと言われています。
その後、病気・病難祓除の強精剤として賞用されたという伝承されているそうです。
このお祭りで、病厄難を祓い清めるニンニクお守りが御霊蒜として頒布され、その御利益の信仰により一ノ矢八坂神社のニンニク祭りと呼ばれるようになったそうです。
例大祭は、毎年旧暦6月6日の宵宮祭から始まって、6月14日早朝の還幸祭までの期間です。
ただし、一般的にお祭りとされるのは、近年は6月7日一日だけだそうです。
その日は、御祈祷・御祈願はもちろん、御神札・お守り等と一緒に清祓・御祈祷を済ませた「ニンニクお守り(御霊蒜)」を頒布されるそうです。
このニンニクお守りは持ち帰ったあと、家庭の玄関等に吊り下げ、家内安全や無病息災を祈念されるのだそうです。
ニンニクお守り!
どんなのでしょう?
気になる…。
一ノ矢八坂神社の境内
境内はあまり広くはありませんが、杉や欅の老木に囲まれ、厳かな雰囲気です。
野鳥のさえずりが心地よく響き亘る静かな境内…
近くに大きな道路が走っているはずなのに、あまり自動車の音とかは聞こえません。
その中に、本殿、拝殿、手水舎などが鎮座しています。
一ノ矢八坂神社拝殿
一ノ矢大けやき
樹齢850年を超える古木です。
近年、上部を折損してしまったのが、惜しまれます。
一ノ矢八坂神社の御朱印
こちらの御朱印が少し変わってます。
拝殿のそばにこれが貼ってあり、このQコードを読んで、御朱印をいただきます。
その電子化画像の「御朱印」がこちら!
これにはビックリ!
時代は変わるもんですね。
これはこれで面白かったので、ご紹介したく、このブログを書きました。
由緒ある神社なのに、現代にもマッチしていく…これは新しい形ですね。
どうもありがとうございました!