ドクダミって知ってますか?
春ですねぇ、な~んて、ゆっくり思えないくらい、暑くなってきましたね;
最近、通勤中によく道ばたでこのお花を見かけます。
ご存じですか?
ドクダミといいます。別名、十薬(じゅうやく)。
よく見ますよね~!
かわいいお花なのに、ドクダミ…名前がなんとも。
まあ、生命力が旺盛で地下茎を張り巡らせ、辺りを埋めつくすように生い茂る、いくら抜いてもまた別のところから顔を出す、といった、ちょっと迷惑な雑草なので、さもありなん、ですけどね。なんてったって、本当にしぶとい!
日陰や湿ったところなら場所は選ばず、どこでも生える!
でも、このお花、すごいんです!
実は薬草です!
ドクダミの基本情報
学名:Houttuynia cordata 科名、属名:ドクダミ科ドクダミ属 英名:fish mint、fish herbなど 原産地:日本、中国、ヒマラヤなど 分類:多年草
ドクダミの名前
ドクダミの名前の由来は諸説あります。
毒や傷みに効く効能があることため「毒痛み」と言われ、それが転じてという説。
葉の独特の匂いは毒があるためでは、と言われたことので毒をためているということで「ドクダメ」、そこから転じて、という説、などなど。
繁殖力が強いからじゃあ、なかったんですね!
別名として、十薬(じゅうやく)とも呼ばれています。
ドクダミは薬草として重宝されており、毒があるどころか10の効果があると言われれることからこの呼び名がついたとも言われています。
ドクダミのお花
ドクダミのお花は5月頃から夏にかけて咲きます。
白くてかわいいお花ですよね。
でも、この白い花びらのように見える部分は実は葉が変化した総苞片だそうです。
本当のお花は中心の突出した黄色い部分のみだとか。
一般的に、この白い総苞片を総称して、お花としていることも多いそうですよ。
雑草だけど、お花はかわいいし、と思って軽い気持ちで摘むのはちょっと待ってください!
ドクダミは独特の臭いを持っているので、要注意!
葉茎を摘んだり、傷つけたりするとなんとも嫌な臭いを発します。
しかも、このドクダミ、お花も臭い…;
ドクダミの効果・効能は?
ドクダミは日本でも古くから民間治療薬として重宝されてきたそうです。
ドクダミの主な有効成分は、クエルシトリンとデカノイルアセトアルデヒドなど。
これらに、殺菌作用などがあると言われています。
虫刺され、火傷や化膿、切り傷などへの効果、また、利尿作用や便秘解消、動脈硬化の予防、高血圧など様々な効果もあると言われているそうですよ。
なんと厚生省も認め、薬局で販売可能な薬草だそうです。
しかも、葉ばかりではなく、花や茎、根など全草が使えるらしいです。
厚生省が認めているってことは、本当にちゃんとした薬草なんですね!
ドクダミの活用方法!ドクダミは乾燥すべし!
ドクダミ茶
ドクダミの人気のある活用法として、ドクダミ茶があります。
健康茶なんですよ。
結構、売ってるのを見かけますよね。
でも、このドクダミ茶、な~んと手作りでもできるそうです。
ぴよちょこはまだ作ったことはないんですが、一度、挑戦したいと思っています。
気になるにおいは過熱したり、乾燥すると和らぐそう…良かった!
そして、ドクダミを乾燥させると、臭いを消せる上に、いろいろと使えるようになるそうです。
まあ、アジアの一部地域ではサラダにして食べているところもあるそうですけどね。
どんな味がするんだろう?においは平気なかな?といろいろ疑問はつきませんが…。
ドクダミチンキ!
ドクダミの殺菌力を使ったチンキもできるそうです。
その名もドクダミチンキ!なんか効きそうですよね。
肌トラブルや化粧水、うがい薬にも使えるそうですよ。
乾燥させてからアルコールにつけてエキスを抽出するらしいです。
これも作ってみたいですよね。
ドクダミ風呂
その名の通り、ドクダミの葉をお風呂に入れて使います。
お肌のトラブルに効くそうです。あせもなどにも良いそうですよ。
生の葉でも乾燥したものでも良いそうです。
生だと臭いがきつい、でも、効能は高い!
乾燥させたものだと臭いはかなりマシだけど、効能は落ちる。
さあ、どっちを選ぶ?
いざ、勝負!
すごい選択肢!?いや、ふつうは乾燥したドクダミの葉らしいです;;
でも、あのドクダミにそんなにいろいろと活用法があるなんて、驚きです!
一度は試してみたいですよね。
ドクダミの花言葉
ドクダミの花言葉は「野生」「白い追憶」「自己犠牲」
繁殖力が強く、かわいい白いお花、みんなの役に立つ…などいろいろなところからきているといわれているそうです。
自己犠牲かぁ。確かに、毒もないのに、ドクダミ…。
しかも、いろいろ役に立つから十薬。
なんとなく、わかる感じのする花言葉ですよね。まあ、ぴよちょこの勝手な感想ですが。
そこかしこにいっぱいある雑草だからといって、あなどるなかれ!ですね。
普段よく目にする雑草も調べてみると、面白いですね。
雑草、と言っても奥深いです!
どうもありがとうございました!