平安朝廷が作成したお祭りすべき全国の神社の一覧であるを知ったのは、延喜式内社という言葉を見たことからでした。
何のことか全くわからず、調べてみることにしたんです。
そうしたら、その起源は平安時代に作られたもの。それが現代まで脈々と受け継がれていたことを知りました。
今更ですが、歴史は続いてるんですねぇ。
まず、延喜式内社っていう言葉から!
延喜式内社って何?
ぴよちょこが「延喜式内社(えんぎしきないしゃ)」なる言葉を知ったのは、福島県いわき市の温泉神社に御朱印をいただきに行った際でした。
その温泉神社の説明に「温泉神社は延喜式内磐城七社の一つ」と書いてあったのです。
そして、頂いた御朱印にも「延喜式内」の文字があったんです!

いわき市の観光サイト(https://kankou-iwaki.or.jp/course/50245)を見ると、
「格式高い延喜式内七社を巡り、御朱印を頂きましょう。」との文言。
ここでぴよちょこの頭には???がいっぱい!

「延喜式内磐城七社」って何???
まず、
磐城とは、磐城国(いわきのくに)のこと。
現在の福島県南部、東部および宮城県の南端部にあたる地域にあたるそうです。
七社は、そのまま7つの神社。
じゃあ、
「延喜式内」って???

ん?というか、延喜式って何?
で、調べてみました。
延喜式とは?
延喜式(えんぎしき)は、延喜5年(905)、藤原時平ほか11名の委員によって編纂された格式(律令の施行細則)で、「養老律令」の施行細則を集大成した古代法典だそうです。
律令は、律と令に分かれ、 律は刑罰、令は行政の法律のこと。
いわゆる、朝廷での政治の仕組みを定めたものだそうです。
式は、律令の施行細則を表しているそうです。

延喜は編纂がはじめられた年号なんだ!
延喜式内とは?
延喜式内とは延喜式に記載されたもののことをいうそうです。
その内に書かれていることだから、式内。
では、延喜式内社とは?
延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記載された2,861の神社のことをいうそうです。

ん?延喜式神名帳って?また新しい言葉が…;
延喜式神名帳とは?
『延喜式』の九巻・十巻のことで、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧のことだそうです。
ようするに、朝廷がお祭りをすべき全国の神社の一覧が記載されているもの、ってことらしいです。
ややこしいですが、ようするに、
延喜式神名帳とは、平安時代の朝廷が決めた、お祭りをすべき全国の神社の一覧が記載されているもの、ってことらしいです。
いわき市の観光サイトにあった、「格式のある」っていうのは、そういうことだったんですね。
で、
いわき市にはその延喜式内社が七社あって、それを総称して、延喜式内磐城七社と言うってことですね。
延喜式内磐城七社とは?
いわき市にある七社は下記となります。
1.二俣神社
2.子鍬倉神社
3.大國魂神社
4.佐麻久嶺神社
5.鹿嶋神社
6.住吉神社
7.温泉神社

ぴよちょこが行ったのは、温泉神社だけだったのですが、ほかの6社にも行ってみたいですね。
温泉神社に行ったときは「何のこっちゃ?」だったので…無知って怖い;
全国に2,861社あるっていうのも驚きですよね。
だって、平安時代ですよ!
そんな時代にもうそれだけの数があって、なおかつ、それが中央で認識されているってすごくないですか!

まったく知らずに、今まで生きてきました。
ちょっと恥ずかしいです。でも、学べてよかった!
御朱印めぐりをしよう!って決めたときは、まさかこんなにいろいろなことを学べるとは思ってなかったです。
自分が知らないことはまだまだあるし、というか、知らないことのほうが山盛りだな、って改めて思いました。

これから、がんばって、いろいろ学ぶぞ~!
もちろん、楽しみながら!
どうもありがとうございました。